こばとの英語ノート

 言葉の妖精こばとの変てこな日常生活を英語を織り交ぜながら綴っています。こばと英語辞典も製作中。いつかは英語の総合サイトだって威張れるようになりたいな。何はともあれ、『こばとの英語ノート』をよろしくね!

英語で「叱られます」

≪ 番外編⑥「お家に帰れない」

番外編⑦「英語で叱られます」

 食事を終えたあとに小夜子さんの部屋でごろごろしながら、これから、どうしようかなーと考えていました。

こばと
 もうこんな時間になってしまいましたよ。
 やっぱり夕方に帰って謝っておけばよかったですよ。しくしく。

小夜子
 今さら、それ言う!?

こばと
 小夜子さん、やっぱり今から一緒に会社に行ってくれませんかね?

小夜子
 はあ!?

こばと
 一生のお願いですよー!
 ていうか、こばとは今日、五十木を捕まえてあげたでしょー?
 今度は小夜子さんが、こばとを助けてくれる番でしょー?

小夜子
 なんなの、その無茶苦茶な理屈は。五十木を追いかけた時の勇気があれば、真理子さんに謝るぐらいなんでもないでしょう?

こばと
 はあああ!? 何言ってるんですかー!?
 比べ物になりませんよー!
 RPG にたとえるとねー、五十木が中ボス、マリちゃんはラスボスねー!

小夜子
 ごめん、RPG とかよくわかんない。

こばと
 やっぱりあれねー。現実も中ボスでゲームは終わらないのねー。ラスボス倒さないとクリアできないようになってるのねー。厳しいですねー。

小夜子
 何言ってるのか、さっぱりわかんない。

こばと
 覚悟の気持ちを固めるために今回の例文言っておこうっと。
 I'll be scolded by Mari.
 これからマリちゃんに叱られます。


小夜子
 .........

 そんなわけで、小夜子さんの車に乗って、再び『あとりえこばと』に戻りました。小夜子さんがインターホンを押して中にいるマリちゃんと短い言葉を交わすと、オートロックが解除されます。玄関からすぐに応接間となっていますが、そこにはラスボスが待ち構えていました。マリちゃんがひと睨みするだけで、こばとは1ターン動けなくなりました。

真理子
 どういうことか、説明してもらいましょうか?

こばと
 もはや返す言葉もございません。

真理子
 説明しろって言ってんのよ!!

 マリちゃんの攻撃!
 こばとは 120 ポイントのダメージを受けた!

こばと
 ひゃあああ! 相手が強すぎますねー!
 こっちのレベルが全然足りてない気がするのねー。
 もう1回修業してから出直そうかなー。

 こばとは逃げようとした。

真理子
 逃げるな!

こばと
 ひゃああああ。ごめんなさいですよー!
 襟首を掴まないでくださいなー!

 しかし逃げられなかった!

小夜子
 あ、あの、こばとちゃんは混乱しているようなので、私が説明します。

 小夜子が説得を試みて 2 ターンの時間をかせいだ。

真理子
 ...... なるほど。事情はわかりました。

こばと
 わかってくれましたかー?

 こばとの HP が 50 ポイント回復した。

真理子
 仮病を使っていい理由にはならない、てことがわかったのよ!!

 痛恨の一撃!
 こばとの HP は 1 になってしまった!

真理子
 小夜子さん、こんな夜遅くにうちのこばとを送ってくれてありがとう。

小夜子
 いえ、どういたしまして。あの、こばとちゃんはそれなりに活躍して、えーと、なんというか社会正義の役に立ったのは確かですから、あまり叱らないでください。それでは、これで失礼します。

こばと
 まだ帰らないでくださいなー!

 小夜子がパーティーから抜けてしまった!

こばと
 終わりましたよ。もうどうにでもしてくれですよ。
 どうせ残りの HP も 1 ですからね。すぐに棺桶に入ることになるのです。
 それにしても、どうして仮病がばれたんですかね?
 冥土の土産に教えてくださいな。
 涼音さんには、あれほど声をかけるなと念を押しておいたのになー。

真理子
 その態度は何!?
 涼音ちゃんがどれだけ心配したと思ってるの!?

こばと
 ひゃあああ! ごめんなさいですよー!

真理子
 夕方頃にアシュリンが心配して、下から何度も声をかけたんだけど、返事がないから、脚立を持って来て屋根裏に上がったのよ。

 オフィスの天井の隅には屋根裏へ通じる小さな開口部がありますが、そこへ通じる壁沿いの木製階段はリフォームのときに取り去ってしまったので、人間が入るのは大変なのです。

こばと
 な、なんとー!? あの脚立では高さが十分ではないので、去年 涼音さんが登ったとき には補助にロープを使ったんですよー。アシュリンさん、腕をかけて懸垂で身体を持ち上げたんですかねー!? さすが外人さんねー!

真理子
 そんなことは、どうでもいい! アシュリンはびっくりして、涼音さんに伝えて、それから私に連絡が来て、もう大騒ぎだったのよ! 涼音さんが K 大の先生に連絡すると「もう帰宅した」というから、しばらく待っていたのに帰ってこないし!

こばと
 今回ばかりは猛反省しております。

真理子
 もう騙されない。いつも口ばかりだからね。

こばと
 だって言葉の妖精だし。

真理子
 なにいい!?

こばと
 ひゃあああ! また余計なこと言ってしまいましたよー!

真理子
 このあと2時間はお説教を続けるから覚悟しなさいよ!

こばと
 えーん、えーん。

 ≫ 番外編⑧「とても心配したそうです」
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 [ 2017/07/03 20:29 ]  こばとの大作戦! | TB(-) | コメント(0)
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