こばとの英語ノート

 言葉の妖精こばとの変てこな日常生活を英語を織り交ぜながら綴っています。こばと英語辞典も製作中。いつかは英語の総合サイトだって威張れるようになりたいな。何はともあれ、『こばとの英語ノート』をよろしくね!

常諾朱理さんと石古景都さん

≪ 第20話「明日はお休み!」

第21話「常諾朱理さんと石古景都さん」

 I met Keito and Akari at a Chinese restaurant.
 こばとは中華料理店で景都さんと朱理さんに会いました。


「彼女が石古景都(いしこ けいと)さん、そしてこちらが常諾朱理(とこなぎ あかり)さん」
 景都さんと朱理さんが揃って「よろしく」と頭を下げます。
「よろしくですよー。今日はこばとがご馳走しますので、遠慮なく召し上がってくださいなー」
 こばとがそう言うと、
「ご馳走になります。中華料理は大好きです」
 景都さんは快活な口調で答えます。
 まず軽い雑談で場を和ませて、前菜がきたところで本題に入ります。
「お二人とも、赤桶さんとは親しかったですか?」
「入学してからずっと仲良し3人組でした」
 朱理さんが前菜に箸をのばしながら答えます。
「大学ではほとんどずっと一緒に過ごしていたし、休みの時も3人で色々な所に出かけました。もちろん温泉サークルの企画する旅行にもできるだけたくさん参加していました」
 景都さんが学生生活を懐かしむような口調で話します。
「でも去年の暮れごろから急に付き合い悪くなったよね。あんなに好きだった温泉にも行かなくなったし。ほんと、どうしちゃったのかな、暦ちゃん」
 朱理さんが悲しそうな口調で言います。
「ずっと前から、3月には卒業記念旅行に行こうって約束してたのに、それも反故にしちゃってさ。あんな子じゃなかったのに」
 景都さんは小さく首を横に振ります。

 それからしばらく色々なことを話してくれました。こばとはどんな小さな情報も聞き漏らすまいと耳をそばだてていましたよ。いえ、正直言うと、お料理があまりに美味しかったので、食べることに夢中になってしまって聞き漏らした部分もかなりあったかもしれません。それはともかく、こばとが妙に気になったのは次の会話です。

「私たち、暦ちゃんが借りているマンションは大学から近いので、以前はよく泊まらせてもらったりしてたんです」
 景都さんはそう言って、海老のチリソースをひと口食べました。
「そうそう、テストの前は暦ちゃんの部屋で一緒に夜遅くまで勉強して、そのまま泊まって試験に臨むということがよくあったよね。でも誰かが面白いこと言い始めちゃうと、関係ない話で盛り上がっちゃったりして、それはそれで楽しかったな」
 朱理さんが箸を止めて目を細めます。
「でも今年の1月に家に遊びに行ってもいいかと尋ねたとき、暦ちゃん、ずいぶん慌てた様子で断ったんです。『掃除できてなくて家が汚いから』とか変な言い訳して」
「そうそう。なんかさあ、私たちを絶対に部屋に入れたくないっていうような雰囲気があってショックだった。そのときだけでなく、それからもうずっと私たちの訪問を拒否しているんです」
 この台詞を聞いて、こばとの尖った小さな耳はぴんと立ちました。
 赤桶暦(あかおけ こよみ)さんが客人を部屋に入れたくない理由は ...... もしかすると、もしかするかもしれないですよー!

 ≫ 第22話「張り込みます!」
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 [ 2017/06/30 23:35 ]  こばとの大作戦! | TB(-) | コメント(0)
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