こばとの英語ノート

 言葉の妖精こばとの変てこな日常生活を英語を織り交ぜながら綴っています。こばと英語辞典も製作中。いつかは英語の総合サイトだって威張れるようになりたいな。何はともあれ、『こばとの英語ノート』をよろしくね!

こばとの大作戦!

≪ 第12話「仕事を完成させました!」

こばとの大作戦!

 さあ! 今日はこばとが大活躍しますよー! 名づけて

 Operation Kobato(こばとの大作戦)

ですよー。かーっこいい! ハリウッド映画みたいねー。というわけで五十木が送り先に指定した西池袋の狭い路地に面した小さな一戸建ての屋根に座って、宅配ボックスを見張っているのです。指定した配達時間は 12 ~14 時。つい 5 分ほど前に無事に配達されました。現在時刻は 12 時 40 分。おそらく犯人は玄関先に取り付けた監視カメラで宅配ボックスを見張っていると思うので、もうすぐ取りに来るはずです。その運び屋さんを尾行してアジトを突き止めてやろうという作戦ですよー。五十木本人が取りに来ない限り、古文書がニセモノだってことは分からないはずねー。万が一にも本人が来たらアウトだけど。

 それから 1 時間ほど見張っていると ......
 来ましたよ! んん!? 女性!?
 姿を現したのは赤桶暦(あかおけ こよみ)さんでした!
 彼女は宅配ボックスを開けて大型封筒を取り出して素早く立ち去ります。
 こばとは慌てて彼女をロックオンしました。赤桶さんとこばとの相対距離や方角などのデータが異界の言語で表示されます。
(ターゲット画像照合不能。データベースに接続できません。ヤブゴナ惑星系ネットワークの圏外です。直ちに恒星系ネットワークに切り替えを試みます ......)
「接続できるわけないでしょー」
 こばとは小声で呟いて、視界に次々と表示される鬱陶しいメッセージを消して赤桶さんを追跡に集中します。
 尾行も警戒しているのでしょう。赤桶さんは早足で路地を進み、足を止めて周囲を見渡し、誰もいないことを確認します。もちろんこばとは小さいうえに、かなり距離を保ちながら飛んでいるので、彼女からこばとを見つけることは不可能です。赤桶さんは封筒を開けて中身を確認しました。もちろん、専門外の彼女にそれがニセモノとわかるはずもありません。それから赤桶さんはバッグから別の封筒を取り出しました。
「んん? 何をしているんですかね?」
 赤桶さんは持参した封筒に古文書(のニセモノ)を入れたのです。それから目の前にあったポストに放り込みました。
「!!? ぎゃあああ! しまった、ですよー! 郵便でリレーするとは考えましたねー! これではアジトが突き止められませんよー! このままでは大変なことになってしまいますよー!」

  古文書のニセモノが五十木に届く

 ⇒ すぐにニセモノだとばれて五十木が激怒する

 ⇒ K 大とこばとの PC データは2度と元に戻らない

 ⇒ 「こばとちゃんのバカな作戦のせいで、こんなことになったんですってねー」
   という噂が広まり、肩身の狭い思いをしながら生きていかなくてはならない。

という悪夢のような結末で終わってしまいますよー!

 こばとはかなり混乱していましたけど、この場で赤桶さんを問い詰める、という無意味な行動だけは抑制することができました。ともかくも赤桶さんを追跡し続けることにしましたよ。しかし彼女は電車に乗って、そのまま何事もなかったような顔して大学へ向かったのです。

≫ 第14話「予想外の展開」
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 [ 2017/06/28 13:04 ]  こばとの大作戦! | TB(-) | コメント(0)
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